校長室の生きもの係

校長室の生きもの係⑩

市立病院側の玄関横の花壇に生徒会が植えたチューリップが満開に咲いています。

残念ながら臨時休校は、5月31日まで延期となりましたが、チューリップは、元気に育っています。 南小樽駅前の桜の花もここ1週間の間に満開になり、今が見ごろとなっています。
6月1日の学校再開日には、花は散っているでしょうが、皆さんの元気な顔をみるのが今から待ち遠しいです。

<チューリップの花は夜に閉じるのはなぜ?>
春に咲くフクジュソウや、チューリップは、夜から朝にかけて花弁は閉じています。気温が上がってくると花弁を開きます。これを生物用語で傾熱性といいます。花弁の表と裏側の成長運動の差と言 われています。虫が飛んでくるのは普通昼間ですから、夜は閉じて雨や水滴からめしべや花粉を守っているのでしょう。
オジギソウのように触れると枝や葉が垂れてしまうのを屈触性と言います。膨圧の差によって生じる成長運動の一つです。以前、オジギソウの体内時計を調べたことがあります。とても面白い植物です。


校長室の生きもの係⑨

チューリップが元気に育っています。 校長室の生きもの係①で載せたチューリップが咲き始めました。 赤が咲いていますが、このあとどんな色が咲いてくるのか楽しみです。 新型コロナ感染が収束し、早く学校が再開し、皆さんに見て欲しいです。

中庭のツツジも満開です。マルハナバチが花の蜜を吸いに訪れています。

校長室の生きもの係⑧ 

銀バト

 写真は5年前まで中高玄関にいたテバちゃんです。南アフリカ原産のジュズカケハトを品種改良したアルビノを日本では銀バトと呼び、マジックのハトとして飼われています。ペットとして飼育している方は皆無に近いでしょう。テバちゃんは、知り合いの小児科の先生から譲っていただいたハトの子供です。現在はハトの飼育は事情があってやめました。
 さて、このハトは大人しく純白で美しいので野山に離し、野生化させたらどうでしょうか。北海道中を白い小さなハトが飛んでいる姿を想像すると面白いですね。 
 でも絶対にしてはいけないことなのです。なぜならば地域固有の生物が生存して平衡を保って生態系を維持しているのが自然です。外来種を導入することでその生態系を壊し、ひいては現存する種の生き物を連鎖的に絶滅へ導く可能性があるからです。
 最近ペットとして飼われていたものを大きくなったから、凶暴になったからなど、手に余し、野山や川に捨てるケースが問題になっています。札幌近郊ではアライグマが野生化し、道東のオンネトーではグッピーやティラピアという熱帯魚が増え、温泉水に含まれるマンガンを吸収する水藻を食べ尽くすなど話題になっています。
 実際銀バトは冬の寒さに適応できず、放鳥しても死んでしまうことでしょうから問題にはならないと思いますが。でも油断は禁物!


校長室の生きもの係 ⑦

 北海道のタヌキ

 苫小牧南高時代、秋の早朝、公宅のプロパンガス置き場の下にうずくまっているタヌキを発見。前夜から何度も我が家のゴールデンリトリバーのエルが吠えていた原因がこれだとそのとき気付きました。
  弱っているのか身動きもせず、声をかけてもじっとしているだけ。このままここで死なれても迷惑な話。それならば元気を取り戻し山へ返すためにとソーセージを鼻先に持っていくが、臭いも嗅がず無視の状態。しかたなく干し竿でつつくと、さっと川にむかい逃げていきました。弱ったふりをしていたのか、どちらにせよ、これで一安心(笑)

 さて、タヌキとはどのような動物でしょうか。
 北海道に生息するのは日本産タヌキの亜種エゾタヌキ。
 ネコ目 イヌ科 タヌキ属 エゾタヌキ(種名)
 生息地は北海道の一部で森林や林緑地帯、川や沼沢がある地域に限られる。
 食性は一般に狩りはせず地面に落ちている木の実や昆虫、動物の死体など。
 夜行性で昼間は巣穴で過ごす。巣穴は自分では掘らず樹木の根元や岩の隙間を利用する。

さて、本州のタヌキとどう違うか考察してみましょう。
 色々な例外もありますが、動物に見られる温度適応には、次の法則が知られています。

 ベルクマンの法則~暖かいところの動物は小さく、寒い地方の動物は大きい。これは大型になるほど体表面積 / 体重の値が小さくなり放熱量を少なくするからだと考えられている。

 アレンの法則~耳・首・足・尾など突出部は、寒いところの動物ほど小さくなる。

本州のツキノワグマとヒグマを比較すると上記の法則が当てはまることがわかります。
 エゾタヌキは本州のものと比較するといくらか大型ですが、耳などの突出部は目立って小さいとは思われません。


校長室の生きもの係 ⑥

細菌とバクテリアとウイルス
細菌とバクテリアは同義で同じ生物。ウイルスは非生物(生物と非生物の中間とも言える)。

左が細菌、右がウイルス

細菌とバクテリアは同義語です。細胞膜を持ち、核は無く、細胞質に核酸(DNA)を持ち、光学顕微鏡で見える数十マイクロメートルの原核生物(核ないのが原核生物、核ありが真核生物)。なかには細胞壁をもつものもいます。乳酸菌、古草菌、納豆菌、腸内細菌、病原菌など皆さんがよく耳慣れているものが多いですね。

ウイルスは、細菌より100倍から1000倍小さく、ナノメートル単位で普通の顕微鏡では見えません。細胞膜は無く、タンパク質の殻でできており、中にDNAかRNAが入っています。自分で増えることはできません。だから非生物と言えるのですが、どうやって増殖するのでしょうか。

それは、特定の細胞をターゲットにし、細胞表面に付き、細胞内へ自分のDNA(RNA)を注入し、その情報通りに、入り込んだ細胞内の材料を使って自分と同じウイルスをたくさん複製します。最後には細胞膜を破って細胞を壊し、外へ出てくるのです。インフルエンザウイルス、ノロウイルス、エイズウイルス、コロナウイルスという名は聞いたことがありますね。

ウイルスは細菌とは異なるので抗生剤は効きません。予防するのみです。

感染してもウイルスがどんどん増える一方かというと普通は時間の経過を伴いますが自己免疫機能がはたらき、ウイルスを最終的には自力で排除します。

新型コロナウイルスについては、コロナウイルスの一種なのですが、未だ十分な理解が進んでおらず、感染力や発症のメカニズム、対策方法は各国で研究中です。

ですから今は手洗い、消毒、密室・密集・密接を避けた行動が一番の感染予防対策となっています。 日本全国、世界での新型コロナウイルス感染症が早く収束して欲しいですね。その為にも一人ひとりの「感染予防対策をする」意識が大切だと思います。


校長室の生きもの係 ⑤

珍しい鳥  カササギ

 特徴~白黒で尾が長くハシボソカラスよりほっそりした鳥で、よく見ると翼の黒の部分は黒ではなく紫色に光っています。腹部は白色です。ギャーギャーギャーと鳴きます。

元々は九州佐賀県あたりに限定され生息していた珍鳥です。しかし、15年前位から生息地域を広げていることが本州でも確認されています。北海道では室蘭で1992年、苫小牧では1993年に確認され、今に至っています。苫小牧西部地区ではカラスのように頻繁に見ることができる鳥です。豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に持ち帰ったという説もありますが詳細は謎です。しかし、最近、北海道の個体のDNAを調べたら九州のものと異なり、ロシア系統らしいということが判明しています(道新記事より)。

なぜ何百年も九州有明海を囲む地域にしか生息しなかったのか。それが最近生息地域を広げているのはなぜか。苫小牧方面だけに生息する理由はなにかなど疑問がたくさん湧いてくる鳥です。

4年前から通勤の際に稲穂から星置間で一羽だけ高圧線の鉄塔へ向かって飛んでいるのを確認しています。
札幌、小樽方面での情報がありましたらお知らせ下さい。


校長室の生きもの係 ④

赤カナリヤ、オレンジカナリヤ、ローラーカナリヤ、巻き毛カナリヤなど他にも沢山の品種がいますが、飼育数は昔ほど多くありません。小鳥飼育自体が減っています。我が家には、ローラーカナリヤが4つがいおり、この時期、産卵しています。昨年は11羽孵りましたが、今年は今のところゼロです。カナリヤは、基本的に鳴き声を楽しむ鳥です。羽毛の色、巻き毛などの形状を重視する品種もあります。ローラーは、鳴き声のみに改良され、色は様々です。口を開けずに小さな声で歌います。欲しい人がいたら差し上げますよ。


校長室の生きもの係 ③

テンテンは元気です。いまは長谷川先生宅で優雅に過ごしています。
テンテンは、ネザーランドドワーフ(オランダの小人)という小型のウサギのミックスです。コテンのお母さんは純粋種です。


校長室の生きもの係 ②

今日は、理科室のグッピーとプラティーのはなしをします。
 多くの魚は卵生。でもグッピーやプラティーは卵胎生といってお母さんから稚魚の状態で生まれてきます。でも逃げ場がないと生まれた先から親に食べられてしまいます。
 オスは交尾し、メスの体内に不活化した精子球を送り込みます。メスは卵の成熟を待って精子の一部を活性化し受精させて、体内で卵を孵化させて体外へ出すわけです。1回の交尾で6ケ月間稚魚を生むことが確認されています。染色体型はヒトと同じXY型で、オスのY染色体に色斑紋遺伝子があり、美しいのはオスだけです。(メスはXXだから)


校長室の生きもの係①

いつ頃チューリップの花が咲くかな?
昨年10月、生徒会の生徒と一緒に苗を200株ほど玄関横の花壇に植えました。
種類、色別の球根を敢えて混ぜてみました。その方が学校らしいと思って!
いまは8センチほどの立派な葉が沢山出ています。
チューリップも皆さんが元気に登校する日を待っています。