「日本学生野球協会よりの処分について(第1報)」にてお知らせしていた、令和7年9月4日付「日本学生野球協会」の処分について、令和7年9月16日に処分通告書が本校学校長に到着しましたので、事件の概要等についてお知らせ致します。
この処分通告書は、「北海道高等学校野球連盟」を経由のうえ、校長を通じて処分該当者に対して指導のうえ通告するものです。
処分の対象となる不詳事について、本校から北海道高等学校野球連盟に対する報告の概要は以下の通りです。
1 報告の日時 令和7年7月9日
2 事件の日時 令和7年4月27日
3 関係者 事件の日時における本校野球部監督(本校教諭 37歳) (以下「前監督」)
4 事件の概要
① 令和7年6月30日に部員の保護者から本校に連絡があり、校長が当日及び7月8日に前監督から事情を聴取、7月9日に部員から事情を聴取。 ② 前監督は練習試合において部員を強い口調で指導した。また、作戦ボードを拳で殴る、自身の飲料水のペットボトルを自分の鞄に投げつける、ベンチを蹴る等の威圧的な行為を行った。
③ 学校の調査において、上記の行為は突発的に生じたものであり、日常的にこのような行為が行われてはいないことを確認。
④ 保護者、部員からの事情聴取により、前監督は、本校公用車(マイクロバス)による移動にあたり、車内に積んでいる野球道具を支えるために、部員にシートベルトを着用させない状態で高速道路の走行を複数回行っていた。
5 学校の措置
① 7月8日の前監督からの事情聴取において、前監督は自らの行為を反省し、今後は野球部の指導に関わらない意向であることを確認。
② 7月9日、学校から北海道高等学校野球連盟に、口頭で事故の概要及び監督の交代を報告。
③ 7月18日、職員会議において、部活動における不適切な行為の禁止について全教員に校長より指導。
6 その他
北海道高等学校野球連盟への報告にあたり、前監督より弁明書を提出しないことを確認。
「日本学生野球協会」よりの処分内容並びに処分理由の概要は次の通りです。
1 処分内容
3カ月の謹慎処分(令和7年7月8日~令和7年10月7日)
2 処分理由
日本学生野球憲章に違反する次のような行為
① 突発的に生じた部員への威圧的な言動
② 複数回の部員に対する安全配慮義務違反
③ 上記問題行動についての監督から学校への報告義務違反
*処分は前監督個人に対するものであり、前監督は処分に対する「不服申し立て」を行う権利を有しております。
先行して報道された内容を受け、ご意見・ご質問をいただいた皆様をはじめ、生徒、保護者並びに関係者の皆様にご心配をお掛けしたことについて、改めて深くお詫び申し上げますとともに、野球部や他の部活動のみならず、全ての教育活動においてコンプライアンスの順守、ハラスメントの防止に努めてまいりますので、ご理解、ご協力をお願い致します。
令和7年9月19日
小樽双葉高等学校
校長 倉内 慶一